外にでているとよく「車椅子押しましょうか。」とよく声をかけられる。
外出時は電動車椅子の移動なので必要のない時もあったりする。
それでもたまに人の好意を受けようと思い押してもらうこともある。
そんな時、車椅子を押してもらうのはいいが突然何も言わず離れたり、いるものだと思っていたらいないということがある。車椅子を押している相手からすれば、離れるときにわかってると思って離れるのかもしれないが、全くもって分からないから・・・。車椅子の押し手に神経つながってないから。
振り向いた時、誰もいないって恐怖だし。押し手に神経繋げて下さいってそんな時思う。
あと、自分の妄想ではあるけれど、僕にはやってみたいけれど出来ないことがある。
普通に生きていればなんともないようなことだ。恋愛映画やドラマなどでよく見かける恋人同士が手を繋ぐシーンやベンチに腰掛け肩を抱き寄せる場面。そんなことが難しい。
例えば車椅子の場合、「手を繋いで歩く」となると車椅子を漕ぎながらでは難しいし、電動車椅子でもコントローラの操作が難しい。
自分はといえば四肢麻痺でバグってて、右上肢しかコントロール効かんから左上肢で電動車椅子をコントロールしようと思ったら身体バグってるから相手を轢きながら繋いだりするのかなとふと思う。
となると車椅子を後ろから押してもらうということになる。
そうなるとなんかイヤで感覚が分かるように「車椅子の押し手に神経繋げて下さい」って思う。
ベンチで肩を抱き寄せる場面があったとしても、相手を抱き寄せた逆方向に自分の体が倒れるから、相手が自分の方向に来た時には自分は相手と逆方向に倒れ、ロマンティックにはほど遠い場面。でも車椅子から抱き寄せるのもなんか違う。ベンチだからこその「ロマン」があるから。
そんな自分の「妄想ロマンティック」。